楽天マーケティングデータを活用した地域DX促進プログラム
- DX推進
2022年07月28日
2023年08月18日
ふるさと納税の寄付額を向上させるために、楽天のデータを使って、何の商品をどうやって、訴求するかのマーケティングプランをワークショップで作成しテストマーケティングを実施しました。
対象者として佐渡へ宿泊しにきた方をデータ分析しました。宿泊者に焦点を当てることで、佐渡の魅力を体感している方にアプローチをし、より効率的かつ、効果的な施策実施することができると考えました。マーケティングプランを作成し、テストマーケティングを実施した後、さらに転換率を高めるための改善点をあぶり出す取り組みを行いました。
どうやったら、効果的にふるさと納税額を伸ばすことができるのか?
ふるさと納税の額を伸ばすことはすべての自治体で課題となっていますが、佐渡市においても、産品のポテンシャルに対してふるさと納税額をアップさせる余地がある状態でした。そこで、ふるさと納税額を効果的・効率的に増やすため、佐渡市に宿泊している方にアプローチすることにしました。
佐渡市では、年間約25万人の方が訪れています。その方たちは直に島の魅力を体感いただいている方達でもあります。当然、宿の朝食は佐渡産のお米です。また、海産物や温泉、観光体験などを味わっていただいています。その方たちに対して、ふるさと納税をしていただくことは効率的であるだけでなく、物産品等を通じて観光のリピーターとなっていただける可能性もあり、関係性を深める上でも効果的だと考えました。
ワークショップでは、楽天のデータを活用し、誰に対して何を買っていただくかを明確にし、マーケティングプランを作成。
観光客の方にふるさと納税をしていただくために、楽天のデータを使って対象者像を明確化にするため、ペルソナの策定をし、その後、マーケティングプランの作成支援をするワークショップを佐渡市の職員の皆様とともに実施いたしました。
ワークショップでは、最初に宿泊者分析として、楽天トラベルで宿泊した方の性年代や年収、ライフステージ情報や興味関心情報、ライフスタイルに関するデータから心理面を読み解き、ペルソナを作成しております。そのペルソナに対しての売り物として、何を訴求すべきかを整理し、マーケティングプランをまとめました。
冷めてもおいしいという特徴を持つお米を20~30代の女性に販売するため、施策の一つとして、コンセプト「冷めてもおいしい、お弁当」というバナーを作成し、ターゲットに広告配信しました。
テストマーケティングの結果、ユーザー目線における改善すべき、課題が浮き彫りになり、改善アクションを整理。
テストマーケティングでは、転換率の課題が浮き彫りになりました。ユーザー体験全体を通して、どのようにすればより購買に結び付くかという観点でベンチマーキングの手法を使い、ワークショップで改善点を洗い出しました。サイト改修や商品紹介の仕方、訴求ポイント、内容量の記載などの課題点を一つ一つ抽出しました。
ワークショップ後はより転換率を高めるための方向性が明確となりました。佐渡市の皆様と弊社の担当コンサルタントが改善アクションを行い、ふるさと納税の寄付額アップに向けて二人三脚で努めています。
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