ヴィッセル神戸のホームゲームを活用した兵庫県のプロモーション@国立競技場

2024年01月19日

開催概要

2023年10月21日、Jリーグ開幕30周年を記念し、ヴィッセル神戸史上初となる国立競技場でのホームゲームが開催されました。日頃からホームゲームでは、シティプロモーションの一環として自治体によるブース出展が行われています。東京での開催となった今回は「神戸の魅力発信マッチ」と題し、兵庫県・神戸市・姫路市がPRブースを構え、勝利に向けた雰囲気作りの一翼を担いました。本試合はヴィッセル神戸ホームゲームの最多入場者数を記録したこともあり、より多くの方に兵庫の魅力に触れてもらう好機となりました。

取り組み内容

楽天グループ株式会社(以下「楽天」)と兵庫県は、スポーツを主軸に様々な連携を図っており、2023年4月には包括連携協定も締結しています。今回もスポーツの場を活かした取り組みとしてブース出展を行い、淡路ビーフの無料試食会と兵庫県特産品の販売会を通じて兵庫県のPRを実施しました。


淡路ビーフは全国の和牛の素牛(もとうし)となっている品種で、様々な条件を満たしたものだけが『淡路ビーフ』と名乗れます。そのような希少なお肉を試食しようと行列ができ、予定より早いタイミングで整理券配布を開始するほどの盛況でした。




販売会には、兵庫県の特産品の中でも「五つ星ひょうご」(※1)として認定された、神戸牛のカタログギフト・ビーフカレー、たこ飯の素、出石そば、たまねぎスープ、神戸パールが並びました。

このブランドが付いているものは、特に素材や作り方にこだわったものと兵庫県が認証しているため間違いないお墨付きだそう。また、ブースには兵庫県のマスコットである「はばタン」がたびたび訪れ、お客さんと写真を撮るなど楽しげな交流が見られました。


※1 五つ星ひょうご
兵庫県では、ひょうご五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の豊かな自然や歴史・文化を生かした産品の中から、ひょうごの良さをアピールする「地域らしさ」と、これまでにない「新しさ」を兼ね備えた商品を「五つ星ひょうご」として選定し、全国に発信することにより観光・物産振興を図っています。


今回の取り組みを受け、当日の様子や今後の展望に関して、兵庫県 県民生活部 部長 井ノ本千明氏にお話をお聞きしました。


ブースにお越しになったお客様の様子はいかがでしたか?


お肉の試食はあまりの行列ができてしまったので、整理券配布になりました。販売会は特に淡路ビーフと淡路たまねぎはナショナルブランドになっているのでお買い求めいただく数も多かったように見受けられ、人気なんだなぁと。寒暖差が激しくお水が美味しい地域なので、出石そばもご存知の方がいらっしゃってお買い求めいただいていました。


本日のイベントにどのような期待がありますか?


兵庫県のよさを知っていただいて、実際にお越しいただくなり、兵庫にゆかりのあるものを買っていただくなり、兵庫とのつながりを少しでも持っていただきたいです。あとは「他よりもちょっといいものあるよ」というイメージも。ヴィッセル神戸もまさにそうだけれど、センス良くブランディングしていただいているので、そのあたりを活かしながら、阪神タイガースのような勢いのあるようなイメージのものから、芦屋出身の谷崎潤一郎など歴史的なものまで活かしながらやっていきたいですね。


ヴィッセル神戸や楽天との取り組みで期待することを教えてください。


兵庫のスポーツでありいわゆる文化ですよね!楽天さんと兵庫県との取り組み自体をひとつの先進的モデルにして、国や世界全体に広がっていったらよいなと思うし、多くの人を巻き込みながら、スポーツ振興・文化振興・地域振興に取り組んでいきたいです。


今後の展開

アスリートの方も多く参画する委員会も新たに発足し、収益獲得に繋がるス―ポーツ展開を考えたいというご意向も伺えました。兵庫県はヴィッセル神戸のサッカーのみにとどまらず、野球、バスケ、ラグビーなど価値が高いスポーツコンテンツを多く持っているので、スポーツツーリズムなどにも可能性を感じているとのことです。楽天としても、スポーツビジネスのみならず、トラベル、ショッピングなど様々な側面から兵庫県を後押しするための施策を引き続き検討していきます。

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