福島県いわき市 QRコード決済サービスを活用した観光客の消費額促進の取り組み

2023年12月08日


いわき市内で宿泊、かつ、いわき市内のQRコード決済可能な店舗(楽天ペイ加盟店※)の決済で利用金額に対して最大20%分のポイントが還元されるキャンペーンを実施。いわき市内の観光客の消費額促進を図りました。


キャンペーン実施に関する情報発信は、楽天トラベルに訪れる旅行検討層など、事前の宿泊予約検討時にインターネットで告知し、いわき市内への来訪時には旅ナカでQRコード決済可能な対象店舗にてポップやポスターを掲示して告知を実施しました。

キャンペーン終了後は、個人を特定しないマーケティングデータをかけあわせて旅行者の経済波及効果や旅行者の利用傾向などを分析しました。


   


どうやったら、効果的に観光消費額を伸ばすことができるのだろうか?

福島県いわき市は、東京駅から特急で2時間半とアクセスも良く、スパリゾートハワイアンズ、いわき湯本温泉郷など多彩な観光資源を持つ、県内で最も面積の広い(全国15位)観光都市です。


今般のエネルギー価格・食料品価格高騰の影響により、大きな影響を受けている観光事業者等を支援するため、誘客拡大だけでなく観光消費額を増加させ、観光事業者等の支援につなげたい意図がありました。


観光庁などが公表している消費額データだけでなく、いわき市内に宿泊した人のマーケティングデータが取得できることは、今後の付加価値を作っていく施策検討のプロセスでも重要だと感じていただきました。



20%ポイント還元はどのような狙いがあったか

楽天トラベルに参画しているいわき市内の宿泊施設約130施設で、宿泊かついわき市内のQRコード決済可能な店舗(楽天ペイ加盟店※)の決済で利用金額に対して最大20%分のポイントが還元されるキャンペーンを実施しました。


旅行者がいわき市内でお金を使ってもらう仕組みがキャンペーンの狙いです。キャンペーンを目的にいわきへの旅行需要の喚起は難しいですが、いわき市内には食事の提供がない宿泊施設も多く、そういった宿泊施設で宿泊する宿泊者に対して、20%のポイント還元があることで近隣の飲食店への回遊やお土産・物産購入の後押しになることを想定しました。


▼キャンペーン参加ステップ
STEP1 楽天トラベルで対象の宿泊施設を予約

 


STEP2 宿泊施設を利用



STEP3 キャンペーン期間中に対象店舗にて楽天ペイのコード・QR払い・セルフでお支払い



STEP4 キャンペーン開催期間後にポイント進呈

どのような分析ができるのか

キャンペーンの参加者は楽天IDを元に個人を特定しないマーケティングデータをかけあわせて旅行者の経済波及効果や旅行者の利用傾向などを分析予定です。データ活用方法としては、旅行者の決済が集中している店舗があれば要因などを分析、他の店舗にも横展開なども検討できると考えています。

消費額促進や楽天トラベル・楽天ペイのデータ活用に関してご興味のある自治体様へ

キャンペーンの内容についてさらに詳しく知りたい方、今後の取り組みとしてご興味がある方は、お気軽に下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。


(※)楽天ペイとは
楽天グループが提供するスマホ決済サービス。ネットショッピングだけでなく、街中のお買い物でも支払いが可能。スマホに表示されるバーコードもしくはQRコードをお店に読み取ってもらうか、お店から指定されたQRコードを読み取るかで支払いができ、楽天ポイントが貯まる仕組みです。

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