【開催レポート・後編】Rakuten Optimism 2024 地域創生エリア ~地域の魅力発見!全国各地のグルメ、大人気ご当地キャラに神輿まで!?地域創生エリアに大集合!~

2024年10月11日

ユーザーがもっと地域を知り、地域とつながるきっかけをつくりたい


2024年8月1日(木)から8月4日(日)の4日間、東京ビッグサイトにて楽天グループ最大級の体験型イベント、Rakuten Optimism 2024(以下、同イベント)が開催された。5回目の開催となった今年は、延べ6万5千人以上が来場し、大盛況のうちに幕を閉じた。

本記事では、後編として同イベント内で多くの来場者が訪れた地域創生エリアの「地域創生まつり」をレポートする。(前編はこちら


『地域をエンパワーメントする』をミッションとして活動する、我々地域創生エリアの今年のテーマは、「地域とつながる祭り」。

入場は無料で、全国各地のグルメを楽しめるエリア、ご当地キャラグリーティングをはじめとした特設やぐらステージでのイベント、ふるさと納税返礼品の展示や相談会、VR(仮想現実)で楽しめる長岡花火やスタンプラリー抽選会など、地域の魅力がたくさん詰まったコンテンツ・仕掛けを準備。連日多くの来場者でにぎわいを見せた。


未来への想いをつなげて。会場の壁面に大きな花火が打ち上がる



同イベントの開催時期、8月2日(金)・3日(土)に新潟県長岡市で行われた日本三大花火大会の一つである長岡まつり大花火大会。同大会の実施にあわせ、ユーザー参加型の長岡花火体験コンテンツを実施した。

『長岡花火×SDGs』と称し、長岡市×長岡市の学生×楽天のコラボで実現した今回の企画。我々楽天地域創生が実践する、次世代教育の一環でもある。


参加者は、今回の企画の為に学生たちがデザインした17種類のシール(SDGsの17のゴールに関連する長岡の特産品や取り組みをモチーフにしたもの)から、自身が大切にしたい目標にあったものを選び、想いをつづる。用意された壁画にシールを貼り、創作花火を完成させる、というものだ。


『海にゴミを捨てない!』『教育をみんなに』参加者それぞれの想いがつづられた


有志で募った長岡市の学生6名が企画段階から参加し、壁面パネルのデザインも担当した。

長岡市の魅力を参加者に伝えられるような、そんなパネルをデザインした長岡造形大学の幾田さんに話を伺った。

「プロジェクトに参加出来て本当に幸せでした。たくさんの来場者の方が、私たちの制作したデザインを見て、長岡に興味を持つきっかけになってくれていたらと思うと、こんなに嬉しい事はありません。

地域の魅力を伝えるデザインの楽しさとやり甲斐を改めて実感しました。このような貴重な機会を頂けたことに感謝でいっぱいです」


4日間で1600名以上が参加した同企画。長岡市から約210km離れたここ東京でも、参加者の想いを乗せた大きくて美しい花火が打ちあがった。


企画に参加した長岡市の学生も一緒に


「本物の花火を見ているみたい」長岡花火を擬似体験できるVR(仮想現実)も好評だった


独自の文化や風習を次の世代へつないでいく。能登の魂“あばれ祭り”


「チョーサ、チョーサ」と元気な子供たちの声が会場にこだまする。



神輿を担ぎながら会場を練り歩き、掛け声とともに神輿を地面に叩きつけ、痛めつける。少々異質なこの光景に多くの来場者がカメラを構えた。


石川県能登半島の最北端、奥能登に位置する能登町宇出津地区。

古くからの農漁村文化が色濃く残るこの町で行われる、あばれ祭りだ。350年以上の歴史を持つ宇出津八坂神社の祭礼であり、この町の伝統であり、いわば「暮らしのひとつ」といえる。


毎年7月に行われるあばれ祭りは、今年は能登半島地震の影響で開催が危ぶまれた時期もあった。

そんな中、「祭りは復興の原動力になる」と仲間とともに立ち上がったのが新村新友会の小川氏だ。クラウドファンディングで全国から支援を集め、今年も無事に開催することができた。


石川県の無形民俗文化財になっている祭り


同イベントへの参加について小川氏に話を聞いた。




「付き合いのある楽天の社員から『参加してみない?』と声をかけてもらいました。能登の暮らしの一部を、会場に集まっている方々に感じてもらえると嬉しいな、と。

1月1日の地震で、能登は大きな被害を受けました。それでも能登の暮らしはずっと続いているし、これからも続いていくし守っていくべきだと考えています。それを皆さんに伝えられたら、という気持ちでイベントに参加させてもらいましたが、お客さんも暖かく見守ってくれて、応援してくれている、と感じることができました。子どもたちにも10年後、30年後、さらに先の世代にも、能登の暮らしや伝統を継承していってもらいたいなと思います」

晴々とした表情で、そう語ってくれた。


東京でも元気いっぱいの神輿パフォーマンスを見せてくれた、子どもたちと新村新友会のメンバー


先人たちがつないできた伝統を守っていく大人たちと、その想いを受け取り、さらに先の世代に伝えていく子どもたち。会場に元気を届けてくれた。


日本各地のご当地キャラたちがサプライズ登場!祭りに花を添える


期間中は、日本を代表する大人気ご当地キャラたちが地域創生エリアに登場。

日替わりで特設やぐらステージでのイベントを行い、ご当地屋台横丁を練り歩きながら来場者と交流したり、写真撮影に応じたり、と会場を大いに盛り上げた。


スタッフと一緒に軽快なトークで会場を盛り上げる、新潟県のご当地キャラ、レルヒさん


茨城県、境町観光協会のPRキャラクター、サカイタチ。ステージから境町の干し芋の魅力をアピール!


女の子から熱烈なハグで迎えられたのは、宮崎県都城市PRキャラクター・ぼんちくん


北海道観光PRキャラクター、キュンちゃん。スタッフと一緒に


東京・神田明神の江戸っ子みこしー。きらきらお目々がチャームポイント?


「地域を知るきっかけとして食は欠かせないと感じた」「もっと地域を盛り上げて」



ご当地屋台横丁、地域創生まつりを訪れた来場者の声(一部抜粋)

・なかなか遠方で行けない地域の楽しい情報や食事が楽しめて嬉しかったです。

・誰でも知っているおなじみのものだけでなく、これまで知らなかった地域のものも沢山あって楽しめた。

・もっと地方とコラボしてほしい。

・初めて参加したが親子でとても楽しめた。

・地域活性にとてもいい内容だと思います。

・うちの地元もよろしくお願いします。

・ふるさと納税をしてみようと思いました。


ともに地域を盛り上げるパートナーであり続けたい



地域創生エリア限定でおこなった来場者アンケートの結果を見てみると、満足度(非常に満足、満足と回答した方)はなんと97%以上。

「これからも開催してほしい」「自分のふるさと、地元も盛り上げてほしい」など、我々楽天地域創生の今後の取り組みに期待する声が多く見られたと同時に、地域創生エリアに出店した自治体からも、来年以降も参加を希望する声が多数あがった。


参加自治体からの声(一部抜粋)

・予想以上のご来店があった。

・特産品や町のPRに大きくつながった。

・もっとふるさと納税や地域に関心を持ってもらえるようにしていきたい。


最後に、地域創生エリアの担当者はこう語る。

「『ユーザーと地域が出会う場づくり』を目的に、なかなか普段触れることがない地域のことを知ったり、実際に食や体験を通じて地域の魅力を発見したりするきっかけとなるよう企画しました。また、多くの方に気軽に楽しんでいただくため『お祭り』をコンセプトにエリア全体を表現しました。


来場者の皆さまが楽しむ様子もさることながら、出店いただいた地域の皆さまからは横のつながりができたという声も多くいただきました。さまざまな『つながり』を作る場として、今後も自治体の皆さまと一緒にRakuten Optimismでの取り組みを継続させていただければと思います」

(地域創生事業Optimism運営事務局・中村)


4日間でたくさんの人が訪れた地域創生エリア。我々楽天地域創生のミッションである、『地域をエンパワーメントする』を体現できるイベントとなった。

これからも、地域を盛り上げる地方自治体のパートナーとして、ともに汗を流し続ける存在でありたい。


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